空と三日月と小鳥と

外資系で働くひとり親の日記。東京近県の田舎町から都内の職場に特急通勤しながら、5歳の息子と暮らす日々です。

子供の絵本の選び方

子供の絵本って、結構探すのが難しい。

赤ちゃんのうちは、それほど難しいとは思いませんでした。書店で気になった絵本を最初から最後まで呼んで、いいと思ったものを買えばよかったので。しかも息子が11か月になるまで育休取っていたので、今より本を選ぶ時間もありました。
子供が小さかったところは都内に住んでいたので、千駄木往来堂書店にベビーカーで散歩がてら出かけて、本を選び、近くのカフェに寄り道してから帰るのが楽しみでした。というと、優雅な子育てのように聞こえますが、夜の授乳で起こされるので寝不足、なのに、言葉を喋らない赤ちゃんと部屋で二人きりでは気が滅入るから外出中するも子供の機嫌やオムツ替えの都合に左右されて、それなりに必死だったのですが。

しかし、息子が4歳を越えた頃から買うべき対象になる本の文字数が増えたのでなかなか、書店で全部目を通してから買うということが難しくなり、書店で短時間に選ぶことが多くなったので、当たり外れがあります。買っても私が気に入らないので、あまり読まれず絵本棚に眠ったままになっている本もあります。そして、人のお勧めが当たる場合とはずれる場合があります。本の好き嫌いは感性に左右されるので、Amazonのレビューで評価が高いから自分が気に入るかというとそうでもない。何度か失敗して、自分が気に入っている本は以下の3つのポイントがあるように思います。

1.海外の作品を選ぶ
日本語約で出版されるような本は、大概海外で高い評価を得た本なので、所謂「名作」が多くて、当たりが多くなるように思います。

2.増刷数が多い本を選ぶ
数十年前から読み継がれて増刷を重ねているような本はやはり名作が多いように思います。ものによっては数百を超える増刷数の作品もありますね。

3.表紙
表紙を見た瞬間に、あ!これ素敵な絵だ!中身が気になる!と何かひらめくもの。

じゃあ、海外の古典的な作品だけ買ってりゃいいじゃん!と思いますが、子供用の絵本の数は多くて、それだけでは全てをカバーするのは難しい。

ちなみに、先週買った本。これは当たりでした!

「ふたりは ともだち」アーノルド・ローベル
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ちょっと不器用ながまくんと、そつがないかえるくん。仲良しの二匹のかえるの友情が綴られます。私はボタンの話が大好きです。ボタンを散歩中になくしたがまくんに、かえるくんは付き合って一緒に探してあげます。かえるくんはいくつものボタンを見つけてあげますがどれもがまくんのではなくて、ボタンが見つからずイライラしてかえるくんに八つ当たりするがまくん。かえるくんはそんながまくんに文句も言わずに最後まで付き合ってあげるのです。そんなかえるくんの姿に、なんだか自分まで友達に許されたような気持ちになって、心が温かくなります。

何かいい選び方があったら、是非教えてください。